改善レポ6・肩こりの美沙さん
30代の沢田美沙さんは重い肩こりの改善にいらっしゃいました。
アルバイト先のコンビニが人手不足で、週6日連続勤務ということが続き、肩こりが慢性化してしまって悩んでいらっしゃるとのことでした。
まずはその肩こりの状態をチェックしたところ、美沙さんの場合は肩周辺の筋力不足が主な要因になっていることがわかりました。
この「筋力」というもの、きちんと説明するのは少し難しいのですが、簡単に言うと
☆重たいものを瞬発的に持ち上げる時などに発揮される力を「筋出力」
☆なにもしていない状態できちんと骨や血管の支えになっている力を「筋力」
といいます。
どちらも筋肉が作用している力のことですが、ちょっと意味が違いますね。
重たい物を持ったりお仕事をするのに不自由を感じなくても、それは「筋出力」を上手に使っているからで、実は「筋力」は低下していた……なんていうこともあるのです。
そして、筋力が低下すると様々なところに支障が出てきます。私たち人間は筋肉を動かして、血液や酸素を運搬しています。筋力が低下するとその運搬能力が落ちていきます。
血液や酸素の運搬がうまくいかないところは、流れが滞っていきます。
そして、「とどこおり」が「こり」になるのです。
美沙さんは僧帽筋という肩まわりの筋肉の力が低下している(とくに右側が弱い)ということがわかりましたので、整体で肩こりを正しくほぐしながら、ご自宅でできる肩周辺の筋力トレーニングをお教えして実践して頂きました。
その結果2ヶ月で、多忙な過密シフトはそのままにもかかわらず、肩こりを感じることはほとんどなくなりました!
ご自分でできるトレーニングを続けて筋肉量を増やしながら、整体では肩周辺の骨と筋肉を正しい位置に整え続け、他の部分とのバランスも丁寧に調整していったので、改善がとても早かったものと思います。
このような「隠れ筋力不足」からくる肩こりや腰痛は、マッサージ等ではなかなか改善されません。
「肩こり」と一言でくくっても原因は千差万別です。
おひとりおひとりの原因をきちんと見つけて整体アプローチすると、お身体の状態もより早く改善されていきます^^